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ワールドガイド
昭和レトロスチィムパンク怪奇PBW『ヤケアト』イントロダクション
舞台は忘れ去られた地下世界、第弐帝都。
戦争や自然災害に対抗する為技術の髄を集めて作り上げた第二帝国、計画の末、選ばれし者達が移住していったが、大空襲による大火事の混乱でその計画はものの見事に、おじゃんとなった。
第弐帝都――通称アナグラはアンダアグラウンドな場所。
怪奇、蒸気機械、事件、なんでもござれ。九龍城が如き空間が広がる魔境。
危険な代わりに、地上では高等な生活が送れない者も贅沢をして生きていけるケースがある。
基本的に向かうことは歓迎されない場所だが、夢を追う、或いは現実逃避に行く者はあとを絶えない。勿論それを心配して追う者も。
地上世界はほぼ戦後直後の日本と同じだが、地下世界については周知されており、不気味で不可思議が跋扈する場所と認識されている。地上で地下の術や技術を披露すると大概はおそれられる。戦後の生活の貧困にあえぐ人間が地下に潜り、戻ってこないなんてことも……。
ウロと呼ばれる怪奇が跋扈し、それを使役するウロ組合が場を取り仕切る中、奇怪党といった連中はそれに対抗し、さらには第弐帝都国粋革新会なる国家転覆を狙う組織、その背後には上納グループと呼ばれる元財閥まで……?
そう、ここはまさに混沌としている場所。
それを助けたり収めたりするのが、我らが国家組織がひとつ、
警察の分隊のひとつである第弐帝都対策部のお仕事。
しかし、アナグラという怪しいところを捜査・対策するだけあり、鼻つまみ者なのが常だ。
第弐帝都対策部に所属している者から、
民間の協力者、マレビトとして異世界から訪れた者が第弐帝都対策部に協力することまで!
協力者はいつだってほしい。
ともあれアナグラの混沌を地上に出すわけにはいかない。
今日も第弐帝都対策部から直結のアナグラへの駅から列車は走っていく。

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